2012年4月16日月曜日

伯楽星の会

この2年間は本当に長かった、でもこの1年間は本当に短かった。
いろいろな思いがこみ上げます。

2年前の5月に開催された「伯楽星の会」。
これから毎年5月にやりましょう、と話をしていたものの1年前は新澤醸造店がそれどころではなく…、この日が来ることも考えられませんでした。

新澤さんの来札を待ち望んでいた40人のお客さんで、「味百仙」はびっしりです。
募集してから、実質2日で満席になったほど。
冷蔵庫の中も出品されるお酒で一杯、そしてマスターは仕込みに集中です。


会の前に、名物“じゃがいものバター煮”で腹ごしらえ。
ちょっとした緊張感が張り詰めます。


今回は、新澤社長だけではなく、杉原専務、そして千坂さんと3人の方に来札していただきました。
新澤さんから蔵の現状などについてのお話の後、本格的に会はスタートです。


いつものように、マスターの気持ちがこもった料理が並び、お酒が出品されるたびに、それぞれの説明があります。
合間をぬって、新澤さんは1人1人とそれぞれお話を。

今回は、お酒が出るたびに、3人が交互にお酒の説明をしてくれましたが、普段、造りには携わらない千坂さんは説明がちょっと苦手かも。
あれ?ラベルをそのまま読んでいませんか?


僕もお手伝いをさせてもらいました。
参加されたみなさんは、それぞれ嬉しそうに伯楽星を空けていきます。
待ち望んだお酒だけあって、いつも以上に味わってくれていましたね。

舞台裏では次のお酒の準備中、ここでも千坂さんが大活躍。
「こんなにたくさん、ヤバイですって!!」


会場狭しと動き回る、伯楽星三連星。壮観の一言です。
見ているだけで胸がいっぱいになります。

会もたけなわとなった時に、マスターの秘蔵酒が出てきました。
震災直前の、「とてもいい出来です!」と、新澤さんが自信を持っていたお酒です。
マスターのあいさつの後で、あの時からの1年間をDVDで振り返ります。
言葉が出ません。


落ち着いたところで響き渡る「Happy birthday!」、ちょっと早い新澤さんのお誕生日祝いをしました。


最後にみんなで乾杯をして、会は終了です。
しんみりした時間もありましたが、あとはずっと笑顔のあふれる会になりました。
今回出されたお酒は写真のお酒プラスマスターからの差し入れ3種類など。
本当によく呑みましたね。


最後にみんなで記念撮影、会を終わってやり遂げたさわやかな満足感があります。
壮観です。


今回の会で、震災からの1つ目の区切りがついたような気がします。
今後は、今まで以上に「あたごのまつ・伯楽星」を楽しんでいけるでしょう。
来年の会が楽しみです。


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・「居酒屋 味百仙
住所 〒060-0807札幌市北区北7条西4丁目宮澤ビル地下1階
電話 011-716-1000
営業時間 17:00-24:00/日曜祝日定休