2012年6月22日金曜日

地酒屋こだまのたけちゃんをいじる会(仮称)

最初に断っておきますが、このタイトルは児玉さん本人がつけたものです。

札幌に来た、「地酒屋こだま」のたけちゃんこと児玉武也さんを囲んで、今「こだま」にあるお酒の中で、もっとも呑んでほしいものを10種類出す、というお酒の会という名目の半分吞み会(笑)。

会場の「かもし家 淳吟」に入ると、ずらーっと並んだ座イスと机。その数総勢23名。
「こんなに来るって聞いてないよ。」
「だって聞かれなかったでしょ。」
という軽快やりとりの後、会が始まりました。でも、そもそも「参加者が10人くらいしかいないから、お酒は1人1升用意して。」なんて言葉を信じる方が…いや、なんでもありません。

児玉さんのあいさつで、会が始まります。見たことがないお酒がいっぱいあるので、最初は真剣に味わう参加者のみなさん。


今回の「淳吟」の料理は、北海道の素材で児玉さんを歓迎しよう、というコンセプト。
さらに今回は松本店長がいないため、スタッフのみんなには、いつも以上に気合が入っています。

前菜の、山菜三種。
左から鯵とミズのなめろう、行者にんにく正油漬、フキの旨煮。


行者ニンニクは北海道の山菜、そしてミズとフキは児玉さんのお父さんが秋田の方なので、それにちなんで出しています。
そこまでこだわるのが、「淳吟」の札幌ストロングスタイル。

お刺身7点盛り合わせ、道産大豆のとーふ、そして空豆と鶏の正油漬。


今回のテーマは、「ぜんぶ、原酒w」
それぞれのお酒の中でも、個性的なものを選んでいたら、結果的に全部原酒になったとかならないとか。


今回出されたお酒は、
・「山の壽」純米吟醸山田錦 生原酒(こだまコレクション)
・「笹の譽」純米吟醸生原酒美山錦三割麹
・「北安大國」しぼりたて生原酒
・「廣戸川」特別純米火入れ原酒
・「木祖地」特別純米やや原酒(笑)通称醸し屋バカップル
・「三千櫻」純米袋吊り渡船生原酒22BY(こだまコレクション)
・「辰泉」純米吟醸別誂火入れ原酒22BY(こだまコレクション)
・「初雪盃」吟醸生原酒袋吊り21BY(こだまコレクション)
・「黒松仙醸 こんな夜に…」純米鹿生原酒20BY(こだまコレクション)
・「太陽」純米火入れ原酒16年熟成(こだまコレクション)
の10種類。

全体的に味が濃密なお酒が多かったはずなのですが、それを感じさせないのが不思議です。
料理との相性はいっさい考えないで、呑んでもらいたいお酒だけを選ぶことになっていたのですが、料理との相性も良かったのではないでしょうか。

突然、児玉さんのもとに無造作に置かれる大皿が一枚。
大好物の枝豆、しかも枝つき。
6月の北海道では、まだあんまり出回っていないを、わざわざ探してきてくれました。


この嬉しそうな顔。

まだまだこれでもかと、料理が続きます。
アイナメ(アブラコ)の柚庵焼、カスベ(ガンギエイ)のバター炒め、沢カニの酒蒸し、そしてズワイガニの甲羅焼き。


これだけ食べて、美味しいお酒も呑めば、当然口も滑らかになるわけで、とにかくよくしゃべるしゃべる。
なんか、最後まで一人でひたすらしゃべっていたような。


とどめと言わんばかりに、白老牛スキヤキ鍋、とご飯ものとして鉄火巻が登場。
その後デザートに、メロンと淳吟チーズ豆腐が出てきたらしいのですが、全然覚えていません。


4時間近く、呑んで食べてしゃべって笑って、参加者のみなさんにも、そして「こだま」のお2人にも、しっかりと楽しんでもらえたかなって思います。
最後にみんなで記念写真、そのまま載せてしまいました。
みんな、いい顔していますよね。


真偽のほどはさておき、児玉さんからは「次は秋に来ます。」の声も飛び出し、今後とも続けていくことが決定しました。

解散後、余韻に浸りながら、お店で少しおしゃべり。
児玉さんはまだ話したりなさそう。


松本店長の留守を預かった料理長の竹内さん。
やり遂げての一杯です。


――――
「かもし家 淳吟」(ブログ
住所 004-0867札幌市清田区北野71丁目長井ビル1F
電話 011-855-3440
営業 17:00-24:00(金土祝前日は-26:00)/月曜定休

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