2012年1月16日月曜日

二喬/NIKYO ―仙台浅草―

JR・地下鉄北仙台駅から数分の場所にある、仙台浅草。
賑やかな国分町とは違い、昭和の香りが残る静かな街並みです。

その一角に、12月16日(金)、一軒の和酒バルがオープンしました。「二喬/NIKYO」です。
“二喬”とは、『三国志演義』に出てくる“江東の二喬”こと、大喬と小喬の美人姉妹です。

「月も光と消してしまい、花も恥じらってしまう」と謳われた、二喬への想い、新しいお店への意気込みが感じられます。

小林龍星さんは、東京の酒販店で働いた後、オーストラリアに渡ってワインの勉強をしました。
酒販店勤務時代から、 お酒に対する鋭い味覚と造詣には定評があり、仙台に移ってからは飲食店などで働きながら、開店への準備を進めていました。


店内はカウンターと、小さなテーブルだけの小ぢんまりとした雰囲気。
大人の隠れ家と言った感じでしょうか、今日も満席です。
お店の随所に、龍星さんのこだわりが見られますね。


こうやって見ると、一合枡の高さって、
ずいぶんとまちまちですね。

お通しはわさび漬とゆずのリキュール、そしてメニューにはさまざまなタパス。
この日は、さっぱりオイルサーディン、モチモチギョーザのコンソメソース掛け、チーズ盛り合わせとお酒を楽しみました。
個人的にはモチモチギョーザのコンソメソース掛けがお気に入り。


だんだんお店が空いてきたので、龍星さんとゆっくりおしゃべりをしながら盃を重ねていると、かわいらしいニットの帽子をかぶった男性がお店に入ってきました。

新澤醸造店の新澤社長でした。
つい2週間前にも、突然の来店にびっくりさせられたような気がします。

急遽3人で忘年会となりました。
言葉に表せない大変な1年でしたが、でもその事がなかったら、こうして「二喬」で呑むこともなかったかもしれません。
お酒の縁は不思議です。

「無理に最初からお店を宣伝するのではなく、お酒の好きな人が集まってくる場所にしたい。」
そんな龍星さんへの期待が、多くのお祝いにも表れているのでしょう。
お祝いのお花の中に、とってもなじみ深い名前があったので、証拠写真です。


気心の知れた3人で楽しく呑む年の暮れ。
いつ来ても、そんな仲間が必ずいそうなお店、それが「二喬」です。
仙台にまた居心地の良い場所が増えました。


――――
・和酒バル「二喬/NIKYO
住所 〒981-0913宮城県仙台市青葉区昭和町5-55
電話 022-728-2033
営業時間 18:00-23:00(ラストオーダー)、日曜日12:00-18:00/月曜定休

0 件のコメント:

コメントを投稿