2011年10月12日水曜日

第19回 北海道にて「蔵元を囲む会」

10月2日、毎年の恒例行事に参加してきました。
秋の楽しみ、北海道にて「蔵元を囲む会」です。

始めて参加した第2回の日程を調べてみると、平成7(1995)年11月5日でした。
時の経つのは本当に早いものです。

今年は蔵元さんの参加が多いのに、会の出席者数が少なかったようです。せっかくの機会なのに残念ですね。

会の前には、新澤醸造店の新澤巖夫専務のセミナーがあり、それにも参加させてもらいました。今年はどうしても震災の話になってしまいますが、話を聞きながら、3月のあの日々を思い出してしまいました。

今年は、静岡県は初亀酒造の橋本謹嗣社長の乾杯で、にぎやかにスタートです。
いつもなら一生懸命利き酒をするのですが、今年はそれよりもゆっくりとお酒を呑むことを重視、好きなお酒が見つかったら楽しんで、蔵元さんにお話を伺う、ということにしました。

多くの蔵元さんが参加されているので、目移りする中、まずは好きなお酒を中心に動いていきます。

一方で、出店しているお店の前には、とんでもない行列ができています。
こちらは、ススキノの「○鮨」さん、毎年大人気で行列が途切れません。途切れた瞬間に品切れ確定です。
個人的には、毎年マグロをいただくのが楽しみです。これだけで、いくらでもお酒が呑めます。

そしてこちらは、円山の「艸菴」さん、外一で若干のつなぎが入っているので、蕎麦の風味はしっかり残りながら、スルスルと気持ちの良い喉越しです。ほんの1口2口で、瞬間的になくなります。

看板娘の写真も撮らせてもらいましたが、ここに掲載するのは控えておきましょう。

会がちょうど盛り上がってくると、蔵元さんからの挨拶があり、会がさらに盛り上がってきます。今年は東北の蔵への声援が、例年以上に大きかったですね。

いつもハキハキと気持ちのいい、三井の寿井上さんの挨拶。盛り上がります。


群馬県「浅間山」の浅間酒造、櫻井さんと、和歌山県「紀土」の平和酒造、山本さん。
「紀土」は札幌でもおなじみのお酒になってきましたね。「浅間山」雄町は、いつもとは違った感じで楽しみです。


福岡県 「三井の寿」の井上合名会社、井上さん、最近色々な会でお会いすることが多くなりました。
この「美田」は、ちょうど味がふくらんでいて呑みごろでした。いつも色々と教えていただいています。



滋賀県「松の司」の松瀬酒造、松瀬さん。
今年は若い石田杜氏に代わって、2造り目です。木桶仕込も積極的にされるそうです。
この「AZOLLA」は、今までよりも味がたっぷりとのっていました。色々な呑み方ができそうですね。


高知県「文佳人」のアリサワ、有澤さんと、宮城県「伯楽星」「愛宕の松」の新澤醸造店、新澤さん。
決して出しゃばらないけれど味わい深い「文佳人」と、口の中でふくらんだ後見事にキレる「伯楽星」純米吟醸、特徴的な組み合わせですね。


会の最後は新澤さんの話です。蔵の現状と、東北の現状に会場から励ましの声援と拍手が起こります。


最後に蔵元さんとスタッフのみなさんで記念写真。
この会が終わると、札幌も冬が近づいてくるなあ、という気がします。


この後は、「味百仙」「とりきん」「艸菴」「高雄」のみんなと2次会でワイワイと。
さらに3次会に行ったら、蔵元のみなさんもいらしていてビックリ。
中身の濃い1日でした。
来年も楽しみですね。

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