2011年11月7日月曜日

第53回 酒本商店 地酒祭

11月6日。
ホテルライフォート札幌で開催された、室蘭酒本商店の「第53回地酒祭」に参加してきました。

今年は酒本酒店創業100周年ということで、『夏子の酒』の作者である漫画家の尾瀬あきら先生も参加され、いつもに増して賑やかな雰囲気でした。

まずは酒本社長のあいさつです。
100年という時間の重み、そして約25年間地酒祭を開催してきたという話に、黙って聞き入るばかりです。


続いて、「日置桜」の鳥取県鳥取市「山根酒造場」、山根社長のからお祝いの言葉がありました。
酒本社長との強い結びつきを感じるお話でした。
人と人との繋がりを感じるお話は何度聞いても嬉しくなります。
あらためて、お酒は人を繋げるなあと実感。


尾瀬あきら先生の乾杯で、気持ちよく会が始まります。
見るからにお酒好きのおじさん(失礼ですが)、という雰囲気が会にぴったりで、これ以上のゲストはいないのではないでしょうか。

会の前には、酒本社長と尾瀬先生のトークショーもあったのですが、時間が合わずに参加できませんでした。
参加した方の話では、興味深い話ばかりだったそうで非常に残念です。


せっかくなので、単行本を買ってサインをお願いしてしまいました。
文庫版持ってないからいいかなと。 

料理は、以下のように大皿から取り分けるスタイルです。
全体的に濃い味つけのものが多いかったのですが、お燗にできる純米酒ばかりなので、かえってちょうど良かった気がします。
ザーサイがあると、ついついたくさんとってしまう…


会場はブースがまん中にあり動きやすいからか、どこも大盛況です。
目当ての蔵元さんのもとになかなか行くことができません。
でも、この賑やかな雰囲気、これが大きなお酒の会の醍醐味ですよね。


混んでいたので写真を撮ることができませんでしたが、個人的には「三井の寿」、「るみこの酒」、「龍星」、「天穏」、「日置桜」、「いずみ橋」あたりを中心に楽しんでいました。

どのお酒も燗にしたら、きれいにあがるのですが、中には冷やでは若くて今一つだったものが58度くらいまで上げて冷ますと、とたんに味がきれいにまとまってきたりと、自分の蔵のお酒とお燗を知り尽くした蔵元さんが燗をつけてくれるのですから、絶妙の加減のお燗酒を出してもらえる訳です。
これは燗酒の会の楽しみですね。

他にも「竹鶴」、「花垣」、「大七」など…
後半には、100周年記念酒の試飲もあり、久しぶりに「ヤマサン正宗」の古酒などを呑みました。日本酒の味わいにはもう限りがないのかな、という味です。

あっという間の2時間というより、かなり時間はオーバーしていたのですが、のんびりとお燗酒を楽しんだからか、気持ちも身体もポカポカとしていました。

次回は4月です。
楽しみです。

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