2011年11月18日金曜日

さいとう酒店 酒縁の会

11月13日。

千歳市「さいとう酒店」主催の酒縁の会。
今年で早くも3回目になりました。

去年のことを振り返ってみると、もう1年経ったのかと、月日の移り変わりの速さにびっくりします。
さいとう酒店さんにとっての、大きなできごとと言えば、やはり東日本大震災です。

3月に、宮城県の新澤醸造店まで行き、一緒に後かたづけをお手伝いしたことを思い出します。

今回もお手伝いをさせていただくので、会場内で慌ただしく準備をします。今は静かなこの場所が、数十分後になると千歳のお酒好きのみなさんで、にぎやかになると思うと、わくわくしますね。

今回出品されたお酒です。この日のために出されるお酒もあるとか、ないとか。


いよいよ、開始です。入場してくるみなさんを、箏(そう)の演奏でお出迎えします。
この、お酒と音楽との融合が、酒縁の会の魅力の1つなのですね。


会が始まると、恒例の鏡割り、お酒は、「あたごのまつ」の新酒です。
全体からの「よいしょ!」のかけ声で元気よく割ると、お酒のしぶきが飛び散り、お酒の香りが会場内に広がります。


いろいろあった1年でしたが、これからはみなさんにいいことばかりが降りかかってきますように。

乾杯の後はみなさんがブースに来られて、それぞれ好きなお酒を楽しんでいき、ちょうどほろ酔い気分になった頃に、参加されている2名の蔵元さんから、それぞれあいさつがあります。

1人目は、ご存じ「北の錦」の小林専務。
いつものように参加者のみなさんを楽しませる話をしてくれます。
お酒を呑む手を休めてついつい耳を傾けてしまう、そんな魅力がありますね。


もう1人は「伯楽星」の新澤社長。
蔵の現状を話されながら、北海道の方への感謝を表されていました。
移転直後でお忙しい中、2か月連続で北海道に足を運んでいただき、こんなに嬉しいことはありません。


そして、司会もすっかり身に着いた、さいとう酒店3代目広樹さん。
さいとう酒店を地酒に特化したお店に変えてからも、焦らずゆっくりと縁をつないでいきました。
酒縁の会も、毎年徐々に参加者が増え、3回目で早くも100名を越える会に成長。
これからが楽しみなお店と、酒縁の会です。

そんな中「北の華」のブースは、行列が途切れることがなく大盛況。
スタッフのみなさんは目まぐるしく動いています。

「北の華」の大将、林さんは、やはり3月に新澤醸造店で片付けを一緒にした方。
お店を1週間スタッフに任せて、慣れない力仕事をされていました。
気持ちの熱い方です。


今回のお寿司は、
・生本鮪赤身(青森大間産)
・活ほっき(網走産)
・いくら(函館産)
・金目鯛 わらタタキ塩添え(銚子産)
・サンマかぶら寿司(根室)
の5貫。目の前で握ってもらえる訳ですから、美味しさもよりふくらみますね。

今回はホテルの料理にも工夫がされていました。
何度も打ち合わせを重ねて、出品するお酒に合うもの、そして和食を中心にしてもらったそうです。

こういう場には珍しい、海鮮類の珍味やかすべなども出されていて、これはお酒が呑みたくなるな、と思いました。
参加者じゃないことが、ちょっと残念に感じられました。

お酒との相性やみなさんの好みなど、課題はあるのですが、こういう細かいところの進化も、今後楽しみなところです。

お酒のブースも大盛況、でも雰囲気はずっと和やかなままです。
3回目になり、みなさんも慣れてきたのか、自分の好みのお酒だけを楽しむのではなく、色々なお酒を味わう姿が多く見られました。


いろいろなお話ができて、ブースに立つ方としても、こんなに嬉しい事はありません。

そして、会がかなり盛り上がってきたところで、MusicWaveの演奏が始まります。
会場も大盛り上がり、演奏の後にはアンコールの声も飛び出しました。


ただひたすら、お酒を呑むのではなく、
音楽とおしゃべりと一緒に、お酒を楽しむ。
そんな雰囲気が感じられる会です。

会の最後は新澤さんの一本〆です。
来年もみなさんと、この場でお会いできることを願って。


会が終わってから、みんなで記念撮影。
左から新澤さん、1人飛ばして小林さん、林さん、斉藤さん、この縁がさらにお酒を楽しいものにしてくれますように。


会が終わってからの反省会では、来年に向けての楽しい話がいろいろと出てきました。
そして、東日本大震災の話にもなり、これからもできることは続けていこうという話も。

会も重ねるごとに、札幌からのお客さんも増えてきました。
毎年11月の風物詩として、会の雰囲気は大事にしながら、さらに大きくなってほしい会です。


――――
「さいとう酒店」
住所 〒066-0047千歳市本町1丁目13番地
電話 0123-23-2026
営業時間 10:00-20:00/日曜定休

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