2011年12月9日金曜日

純米酒 吟雅 -阿佐ヶ谷-

阿佐ヶ谷駅から高円寺方面に向かって、一番街商店街を歩いていきます。
夜になって、あちこちの行灯がつくと、風情があっていい感じです。


商店街のほとんど外れくらいの場所に、今回の目的のお店がありました。
お店に入ると、中は洋食屋さんかBarのようです。

でもカウンターの上を見ると、おなじみの好きなお酒ばかりが並んでいます。
これは期待大。


お酒は冷や(常温)か燗のどちらかだけ。
そして好きにお猪口を選ばせてもらえます。自分の呑みたい温度帯をイメージしながら、器を選ぶなんてこともできますね。

店主の近藤雅彦さんは、お店を開いて4年目だそうで、「本間酒店」さんで取り扱う無濾過生原酒が中心とのことでした。
それぞれのお酒や蔵元さんへの造詣も深く、燗の温度も自分で研究されて出されているそうです。
「うちでは、この位の温度で出しています。」という一言の後に、言われた通りお酒を口にすると思わず「なるほど」と唸ってしまいます。


お通しが出てきました。
形を見て、思わず「何ですか?」と聞いてみると、ポテトサラダだそうです。
パリ風のポテトサラダ、という説明に思わずびっくり。


肴は和風とイタリアンなどの洋風があり、メニューの裏表に書かれています。
洋風はリコッタチーズの豆腐や、苦い野菜のサラダ、さらにはイタリアン風のトマトソースのモツ煮込みなど、一工夫されたものばかり。

メニューを見て「何だろう?」と思うのですが、お酒と合わせて納得。
純米燗にきれいに合うんですね。


かと思えば、和風の肴はホヤとこのわたの塩辛や、ねぎみそなど、純和風のどう考えても燗酒に合うものばかり。
ちびちびつまみながら、燗酒を楽しんでいると、お酒がスイスイ入ってきます。
危険です。

特に白魚の塩辛には、はまりました。


お店と近藤さんのつくりだす、のんびりとした雰囲気の中で静かに時間が過ぎていきます。静かに話されるお話の内容は、どれも興味深く楽しいことばかり。
お酒も肴も美味しいし、これは呑むしかないですね。

一緒におじゃました友人と近藤さんとの会話も弾み、ついつい呑みすぎてしまいました。
阿佐ヶ谷っていいなあ。


――――
・純米酒「吟雅」
住所 〒166-0004杉並区阿佐ヶ谷南2丁目20-2
電話 03-3312-9813
営業時間 18:00-01:30(日祝は18:00-00:00)/日曜定休

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