2011年12月21日水曜日

塩こうじと甘口新酒&杉玉つくりの会

11月26日。
「造り酒屋をもっと知る会 その124」に参加してきました。

いつもの構図からスタートですが、栗山町はすっかり銀世界、札幌とは違います。
今回は四国香川県からのお客さんも一緒です。

知る会が始まるまでは、いつものように記念館などをうろうろして、好きなお酒の試飲などを楽しみます。
すると早くも、ファイターズ栗山新監督応援のお酒が登場していました。
この辺りの動きの速さは、さすがの一言ですね。

さて、いつものように杉玉の下から会のスタートです。
今回でこの杉玉も終わりになるので、いつも以上に感謝の念を持って、清めていただきました。
「1年間ありがとうございました。」の気持ちをこめて。

さて、今回の1つ目の楽しみは、杉玉づくりを見せてもらうことです。
蔵人の福井栄治さんが、蔵仕事の合間につくられているこの杉玉は、先程の杉玉の代わりに下げられるもので、重さ300kgにもなるそうです。


室内にただよう杉の葉の香りが、神聖なものに感じられ、今年も身を引き締めてお酒を呑ませていただこう、という気持ちになります。

杉玉つくりの次は、仕込み蔵に移動して、新酒の仕込みの見学です。
タンクに次々ともろみが仕込まれて、気持ちの良い香りが立ち込めてきました。


タンクを覗くと、ピチピチと気持ちの良い音が響いていました。
今年もこの、気持ちの良い音楽が楽しめる時期になったのですね。

仕込みの見学が終わった後は、精志専務の塩こうじ講座です。
「今さらになって“塩こうじブーム”だなんて、ちゃんちゃら可笑しいです。」と断言する精志さん、蔵元として持っている麹のノウハウの上に、さらに研究を重ねた塩こうじの楽しみ方を、惜しげもなく披露してくれます。


まずは6種類の麹漬けと、しぼりたて新酒の共演。麹漬けはキュウリ、タラコ、大根、筋子、モッツァレラチーズ、クリームチーズ。
特にタラコは、すりつぶした塩麹と、唐辛子を混ぜて漬けたもの、自家製辛子明太子のようです。これははまる。


麹は発酵すると旨み成分のアミノ酸を作るので、甘みが増したり、肉を柔らかくしたりと、万能調味料として大活躍です。
今回は1週間ごとの発酵の様子も見せてもらえました。
蔵元さんが説明してくれると納得ですね。

後半戦は、精志さんがお気に入りのものを、みんなの前で焼きながら次々に披露してくれるという豪華版。
皮つき鶏肉、鮭のハラス、ベーコン、豚バラ肉2種類、ソーセージなど。
もうお酒が止まらない、という感じです。
でも、1番美味しかったという生ラム肉(焼き肉)は精志さんが食べてしまったとのことで、それだけが残念でした。がっかり。


時間いっぱいまで、麹の魅力を楽しみ、気持ち良くほろ酔いになったところで、今回の知る会は終了となりました。
塩麹、早速家でやってみましょう。 


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・「小林酒造
住所 〒069-1521夕張郡栗山町錦3丁目109
電話 0123-72-1001

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